活動記録


2024年

10/14

本日も周佩芳老師による講習会(2日目)です。

本日は洛タイ新報から取材の方が来られており、初めに全員で24式太極拳を披露しました。いつ記事になるかは現時点では未定だそうです。見逃すことのないよう、皆様、これを機に購読しましょう!

 

今日も初めは柔軟体操と武術の基本を含めた体操を行いました。軸を意識して片足で立ちながら米(コメ)の字を反対の足で書いたり、背骨を真っ直ぐに意識して肩を開く体操をしました。先生が徐々にスピードアップされると、そのスピードについていけず、次々と脱落者がでて笑いが起こるという、いつもの楽しい和やかな準備体操になりました。

 

昨日のおさらいとして、弓歩の状態で腕を動かしながら正中線のズレがないか、いつでも意識する様にご指導いただきました。

本日はさらに弓歩の時に尾骨を入れ、命門を張る(ふぅとふくらむ)事を教えていただきました。こうすると、何処から押されても脚が安定することを、お互いの体を押し合うことによって体感することができました。

また、命門を張る感覚を自分で簡単に確認できる方法を教えていただきました。まず仰向けに寝転んで、両膝を曲げます。これはちょうど股関節を緩めている状態と同じになります。そこから尾骨を入れる意識を持つと命門を張る感覚が理解できるはずだと教えていただきました。両手を腰の隙間に入れて、手の入り具合でそれをはっきりと確かめることができました。

さらにその状態で肩→上腕→肘→前腕と床に付けていくと自然と手首まで順に床に付きます。手首から先に床に付けたのでは決してそのような状態にはならないと教えて頂き、腕の使い方も寝ころびながら体感することができました。

 

午後は初めに(柔を持って剛を制す)24式の動作で緩みの大切さを学びました。座腕の時に手だけでなく、脚を寄せる時も出す時も股関節が座わる意識が大切です。これを中国語で坐腕(zuo4 wan4 ズォワン)や坐胯(zuo4 kua4 ズォクア)と言います。特に坐胯はピッタリ当てはまる日本語がないので、中国語のまま覚えた方が覚えやすいと勧められました。そこで皆で合わせて中国語で坐腕を坐胯の発声練習をしました。

 

次に掤勁(ポンケイ)を意識した動作で肘が使えているかどうかをペアで確かめ合いました。掤勁で自分の身体を整えていれば相手の重心を崩す事ができると指導して頂きました。

 

最後に伝統楊式太極拳の全套路をやり、24式との違いや玉女穿梭(ユィニュィ チュアンスオ)の方向を変える時に肘を軸にする使い方を教えて頂きました。

 

 

今回の講習会の参加者は、大阪、静岡、兵庫県、福井県、奈良県、京都市 京田辺市、城陽市からもご参加があり、2日間でのべ95名でした(13日50名、14日45名)。皆様、ありがとうございました。

 

10/13

今年も宇治市太極拳協会の恒例行事であります周佩芳老師 伝統楊式太極拳特別講習会が宇治黄檗体育館で開催されました。

 

今回も準備体操から始まりました。準備体操では基本的な柔軟体操と武術の基本を含めた体操をご指導頂きました。

周老師は「柔軟体操は非常に大切です」と仰って柔軟性が無ければ骨折していたかも知れないと言う御自身のエピソードを話して下さいました。

 

特に大切な基本型の一つである弓歩は股関節→太腿→膝→脛→足首の順に丁寧に緩めて柔らかく動く事、それが太極拳の特徴である事を学びました。二十四式太極拳の中で弓歩が入っている定式をすべて挙げて、一つ一つ詳しく教えていただきました。たとえば野馬分髪では手首から動かすと相手を倒すことはできないけれど、上腕、肘を使うと相手にしっかり力が伝わり相手を倒せる事を学びました。また常に正中線を意識することが姿勢の安定には大切であることを教えていただきました。弓歩の形になった時に重心が無意識に左右に偏っている事が多いので、きちんと正中線に重心がきているか、体を前後に小刻みに動かしてみてチェックするのが良いとご指導いただきました。

 

次に掤勁(ポンケイ)について教えていただきました。掤勁時に手首を張る同作では張ると言うのは意識であって力では無いこと、肘の角度を90度よりも広くすること、肘は外側に張るようにすることなどについてご指導いただき、力の入り具合などをペアになって確認しあいました。

 

 

本日も大変有意義で内容のある講習会でした、皆さんヘトヘトになりながらも笑顔で記念写真を撮って終了しました。明日同時刻に二日目の講習がございます。またよろしくお願いいたします。

9/30

昨日、京都テルサで京都フェスティバルが開催されました。京都府内の各地太極拳団体が集まり、日頃の練習の成果を披露しました。素晴らしい演武の連続で、気が付いたらあっという間に一日が終わってしまったように感じました。出演者の皆様お疲れさまでした。そしてフェスティバルの運営にご尽力くださった先生方、スタッフの皆様、今年も本当にありがとうございました!

 

宇治市太極拳協会から出演した方々の写真を掲載します。撮影および写真ご提供にご協力いただきました方々、まことにありがとうございました。「神明せせらぎ」の写真も無事入手できました。ご協力ありがとうございました。

7/15

7月12日(金)から14日(日)の3日間、東京体育館で第41回全日本武術太極拳選手権大会が開催されました。会場は6面コートのとても広い体育館で、入ると胃がキュッとなるような緊張感漂う雰囲気がありました。日本のトップクラスのアスリートも参戦する本大会には、写真やYOUTUBEなどでしか見たことがない選手もたくさん出場されていました。観客席には大勢の観客や選手の応援団がいて、大変な盛り上がりでした。

 

本大会には我が宇治市太極拳協会から別所選手、片山選手、山野選手の3名が出場いたしました。2日目に別所選手が出場する女子24式太極拳Bと山野選手が出場する男子32式・42式太極剣が、3日目には別所選手と片山選手が扇のペアで出場する対錬が行われました。各選手、緊張の中、集中力を高めて練習の成果を発揮しました。そして山野選手は初出場ながら32式剣で7位入賞を遂げました。

 

本大会には筆者は初めて参加いたしましたが、これまで観たことがなかったレベルの高い選手の表演を間近で観ることができ、大変興奮いたしました。京都府から出場された方々とも何名か写真に収めることができました。また、全国大会としての独特の雰囲気とは別に、太極拳YOUTUBERの方を見かけたり、併設されているたくさんのグッズショップ(普段ネットでしか買えない商品が割引価格で買えます)でショッピングを楽しんだりと、とても充実した素晴らしい3日間を過ごすことができました。来年もこの場に宇治の仲間と一緒にいたいと強く思いました。

7/8

昨日、7月7日七夕の日に飯田理事長が京都府スポーツ協会功労賞を受賞されました。優秀選手賞の田畑さんとご一緒に記念撮影。

京都府スポーツ協会会長の西脇知事とお会いして感激し、気が引き締まる思いでしたとおっしゃられておりました。

飯田理事長 おめでとう御座います。会員一同、嬉しいかぎりです!

6/9

本日黄檗体育館で宇治市太極拳競技会2024が開催されました。小さなお子さんからシニアまで日頃の練習の成果を披露いたしました。子供たちの元気な姿に触発されて、シニアも普段以上の力が出せたのではないかと思います。大変盛り上がった、熱い一日でした。

大会結果(上位入賞者、敬称略)

ジュニアの部

1.男子カンフー体操 1位 植村 真大、2位 岡本 諒

2.女子パンダ長拳 1位 三星 慈愛奈、2位 中山 琴琳

3.男子剣術A 1位 鵜殿 旭、2位 斉藤 蒼衣、3位 長谷 和航

          1位 桃井 珀人

4.女子剣術A 1位 松村 瑠愛

          1位 中山 うた、2位 河野 美空、3位 加藤 翠悠

          1位 三星 慈愛奈

5.女子剣術B 1位 北浦 陽織、2位 千葉 美樹

6.男子伝統器械 1位 鵜殿 旭、2位 長谷 和航

7.女子伝統器械 1位 北浦 陽織、2位 河野 美空

         1位 千葉 美樹

         1位 松村 瑠愛

シニアの部

9.入門太極拳 1位 荒木 幸恵、2位 大杉 明美

10.32式太極剣 1位 山野 正通、2位 松本 勉、3位 清川 和男

11.初級太極拳 1位 山田 志津代

12.対錬 1位 別所 永子/片山 ゆかり ペア

13.24式太極拳 1位 山野 正通、2位 奥野 米子、3位 清川 和男

14.集団演武 1位 パンダ太極拳サークル、2位 開わかば、3位 伊勢田太極拳

5/15

5月12日に山城総合運動公園(太陽が丘)体育館で宇治市民総合体育大会の開会式が行われました。今回の選手宣誓は宇治市太極拳協会が行いました。また、東宇治中学の吹奏楽部の皆さんが、ハツラツとしたカッコいいマーチングをご披露してくれました。太極拳の競技大会は6月9日(日)に黄檗体育館コミュニティアリーナで行われる予定です。

1/8

本日、周老師特別講習会が開催され、宇治市内外、近畿、北陸から合わせて約60名にご参加いただきました。

 

午前の準備体操・24式太極拳では、軸を意識して動く事、弓歩を取り入れて軸の意識をする方法、良くある間違いと正しい動きの違いなどを確認。股関節を緩めると可動域が広がる事を体感し、普段何気なくやっているストレッチも丁寧に時間をかけると身体が変わる事を感じました。

 

午後は楊式太極拳の歴史を教えて頂きました。その後24式との違いや楊式の特徴等、身体の使い方を周りの方と確認し合いました。周老師が参加者の所を回りながら細かく個々に合わせて指導して下さいました。

周老師の「今日出来た事は明日も、明日出来たことは5年・10年先も続けていくと、年齢を重ねても身体は今の状態を保つことが出来ます。」というお言葉が心に響きました。

 

太極拳は武術なので、先ずは自分を守る為に相手の攻撃を払い、次に相手を突く動きがある事や、肘や膝などはただ曲げているのでは無く、動きに意味がある事を改めて学びました。

今日教えて頂いた事を教室に持ち帰り、仲間と共に練習し確認します。

 

2日間ご指導して頂きました周老師、ありがとうございました。

また遠くから来て頂いた参加者の方々、ありがとうございました。

秋にまた周老師特別講習会でお会い出来るのを楽しみにしています!

1/7

新年明けましておめでとうございます。

2024年1月7日 初稽古は周佩芳老師を講師に迎えて始まりました。

 

先ずは「能登半島」地震による被害で亡くなられた方へ、全員で黙祷を捧げました。

会長の挨拶の後、周老師に中国の新年の挨拶をおしえて頂き、全員で挨拶をしました。

 

「明けましておめでとうございます」は、中国では「新年好(シンニィェンハオ)」と言うそうです。

 

準備体操の後、24式太極拳を全員でした頃には身体もポカポカしてきました。

 

その後、基本歩型(弓歩、馬歩、虚歩、歇歩、仆歩)の中から、弓歩を重点的に学びました。

前足の膝は、膝の先で相手を突く動作なので、しっかり意識を入れること、後ろ足を使うことを教えて頂きました。

 

閉会の挨拶で会長は「周老師の御父様 周元龍老師の書を今も大切にしています」と、書を記したTシャツを着て披露して下さいました。

 

紅白饅頭を頂き、2024年の初稽古は午前中で終了しました。

明日は周老師の特別講習会です。

2023年

10/28

 今日、12時から平安神宮奉納太極拳演武が開催されました。

三つの四文字熟語の一文字ずつの漢字のプラカードを先頭に横3人並んで63名から76名の組になり平安神宮の中に入場します。総勢776名が平安神宮の上段、下段に整列した時は見事なものでした。

会長の挨拶、お祓い、拝礼、24式演武、上段と下段が入れ替わり2回目の24式演武(今年は入れ替わり2回演武になりました)、その後プラカードを先頭に退場しました。

参加者からは、「平安神宮で太極拳をすると気持ちが良かった」、「来て良かった」などなど、言って頂けました。

宇治市太極拳協会からはプラカードと受付係として3名、本部には1名、ご協力頂きました。

皆さま ありがとうございました。


10/9

昨日に引き続き、周佩芳先生の講習会が黄檗体育館で行われました。

 

初めにしっかりストレッチ。正中線を意識して弓歩になる動作や基礎動作がスムーズに作れるようになるストレッチを教えていただきました(リンクから動画を見ることができます。https://drive.google.com/file/d/1pRcfTBcXU3Xsy-RJMxj1Rt_KtRlNbBx3/view?usp=sharing)。

 

次に、放鬆の鬆とリラックスと言う同じ意味の言葉を実際に発声してどちらが緩められるか?を皆んなで声に出してみました。

「リラックス」は音が途切れるのに対して「ソーン」は鐘の様にお腹に響いて長く息が吐ける事から発声の違いを体感しました。

 

雲手の動作には途中に馬歩がある事を指導して頂いている所です(写真1,2枚目)。

 

午後は弓歩の脚を寄せる時の前脚の膝の意識や、野馬分髪の動作には肘が必要で実際肘を使った時と手首だけの時との違いを体験しました。武術としての意識の大切さを細かく丁寧に教えて頂きました(https://drive.google.com/file/d/1eUWp_3iyD7PtmQKN31U6uiP1q1OYp99c/view?usp=sharing)。

 

福井、福岡、兵庫県、大阪、京都市、京田辺市、などなど、2日間で約100人が参加して下さいました。平盛倶楽部の徐先生もいらっしゃいました(最後の写真)。

10/8

今日、黄檗体育館で周佩芳先生の伝統楊式太極拳特別講習会が行われました。楊式太極拳の基礎をしっかりと、24式との違いやポンケイの時の肘の大切さ、座腕の必要性等を指導していただきました。明日も引き続きご指導いただく予定です。